What is Goshinboku
御森木の想いと願い そしてきらめ樹
木の温もりを日々の暮らしへ
まさか木こりになるなんて
誰一人思ってもいなかった
自分たちの力で森が蘇えるなんて
正直信じられなかった
御殿場の荒れ果てた真っ暗な
あるひとつの森の中
なんとかこの森に光を届け
本来の姿に戻してあげたいと
同じ想いをもつ仲間たちが
少しずつ集い始めて早3年
乱立する木々から選び間伐し
その生命を頂きながら
森が明るさを取り戻し
これまで見たことのない
美しい動植物が姿を現し始めると
木々たちの呼吸が聴こえてくるような
身体と心が洗われていくような
あまりの心地よさを
誰もが感じざるを得なかった
大きな重機や沢山の経験、知識などは
全く必要ない
ただ森と自然を愛する気持ちさえ
それさえあれば
女性でも子供でもできる
「きらめ樹」と呼ばれる皮むき間伐
こうした間伐した木々の生命は
無駄にすることなく
私たちの日々の暮らしへ活かしきる
外国の木に頼らなくても
すぐ身近にある森の木で
暮らしに必要なものたちを
自ら生み出す
フローリング材・壁材・家具だけでなく
製材し削る時にでる木の粉たちさえも
木の先端や枝などの細い部分も
感謝の気持ちを込めて
すみからすみまで使い切る
「きらめ樹」によって生まれる
国産の天然乾燥材
水分が抜けていくのを
ただひたすらに待ち続け
生まれる木材の美しさと温もりの
心地よさは想像をはるかに超える
何より私たちの日々の暮らしに
豊かさと笑顔をもたらしてくれる
日本の身近な「森が蘇る」ということ
それは世界の森を守ること
それは自然災害を防ぐこと
それは目には見えない
「木の温もり」によって
人々の暮らしを豊かにすること
森という自然の偉大さ
木の温もりの心地よさを
味わい尽くした3年間
気づいたら
みんな木こりになっていた
御殿場の森の木の温もりを
たくさんの人の笑顔に繋げるため
木材の地産地消をめざして
私たちは今日も森へと繰り出します
※「きらめ樹」の詳細については、NPO法人「森の蘇り」HPをご覧ください
~木材の地産地消を目指して~